滋賀・長浜で桜並木の撮影スポットを探しているなら、高時川(たかときがわ)の 桜並木は外せません。本記事は、2026年4月3日にエリミネーター400SEで実走訪問した一オーナーの記録です。
元自動車メーカー先行開発部門の評価ドライバーの私が、現地で気付いた3つのポイントはこれです。
- アクセシビリティ:駐車場あり(ただし制限あり、後述)
- フォトジェニック:約1kmにわたって続く桜のトンネル、満開時の圧倒感
- 混雑度合い:満開時期は平日午前でも駐車場満車、歩行者と車両の混在に注意
以下、実走情報・撮影情報・撮影機材データを交えて詳しく解説します。
高時川の桜並木とは(地理・歴史)
高時川は、滋賀県長浜市内を流れる姉川の支流です。その堤防沿い、旧高月町の中流域に、約1kmにわたって桜並木が続いています。 Googleマップ上では「高時川の桜並木」と表記され、地元住民の散歩道としても知られています。

両側を桜の木に挟まれた小道は、満開時にはまさに『桜のトンネル』。中央を歩く家族連れの姿と比較すると、桜のスケール感が伝わるはずです。
桜並木の歴史
この桜並木は、1990年代に地元住民と旧高月町が約200本のソメイヨシノを植えたのが始まりとされています。現在では約500本にまで育ち、ボランティアの協力によって維持管理されています1。
並木づくりを主導したのは、旧高月町の役場職員だった平井茂彦さん。30年にわたって桜を育てた物語は、絵本としても出版されたそうです2。
訪問する際に、この背景を知ったうえで桜のトンネルを歩くと、桜並木の見え方が少し変わってきます。
アクセスと駐車情報
桜並木の場所は、以下のGoogleマップでご確認ください。
駐車場
桜並木周辺には無料駐車場があります。場所的に桜並木道に隣接する高時川河川敷広場の利用者を想定した駐車場のようで、道沿いに15台分ほどの駐車枠が設けられています。見たところ、バイク用の駐輪場は見当たりませんでした。
これを踏まえて、撮影目的・花見目的で訪問する際に押さえておきたい注意点が3つあります。
- 平日午前でも満車:私が訪問した2026年4月3日は桜のピーク時期でウィークデーにも関わらず午前10時30分頃には駐車場はほぼ満車でした。この時期は早朝か夕方を狙うのが賢明です。
- 河川敷広場利用者と共用:駐車場の場所的に河川敷広場の利用者も使用されるようです。花見目的での利用も視野に入れて整備されている駐車場だと思われますが、他の利用者さんへの配慮を欠かないようにしましょう。
- バイクは枠占有に注意:駐車枠が少ないため、バイク1台で1枠を占有すると、車のドライバーからひんしゅくを買う可能性があります。法的には50cc超のバイクは自動車という扱いですので1枠使っても問題ありませんが、来場者の状況を見ながら路肩で安全に避けられる場所を探すなどすれば変なトラブルに巻き込まれる可能性を抑えられるでしょう。
私自身は撮影時、桜並木周辺の路肩で安全に避けられる場所を選んで駐車しました。

バイクでのアクセス
桜のトンネルは、車・バイクともに走行可能です。
- 道幅:普通車1.5台分程度。対向車とのすれ違いはかなり厳しい
- 路面:舗装されており、整備状態は良好
- 混雑時の通行:桜目当ての車・バイク、撮影中の歩行者が混在。
特に小さい子供が走行路の脇から不意に出てくることがあるため、 最徐行が必須です
こうした観光地での走行は『法定速度以下』『常に停止可能な速度』が原則です。
具体的には時速10〜15km程度を上限に、歩行者の動きを常に視界に入れて走行することを推奨します。
桜のピーク時期と訪問時の現地状況
2026年4月3日に訪問しました。桜の状態は満開。風もほぼなく、晴天の絶好の花見日和でした。

花が密集して、上を見上げると枝の隙間がほとんどないほど。ピーク時期は本当に圧巻の一言です。
訪問時期の判断に役立つ「桜カレンダー」
滋賀県北部の桜の開花・満開時期は年により前後しますが、おおむね4月初旬〜中旬 がベストとされています。訪問予定日を絞る際は、公益社団法人びわこビジターズ ビューローが運営する「桜カレンダー」3の確認がおすすめです。
県内の主要な桜スポットの開花状況が8段階(つぼみ/ちらほら/三分咲き/五分 咲き/八分咲き/満開/散り始め/葉桜)で表示され、毎週月曜日と木曜日に更新されます。滋賀県内の桜巡りには重宝するツールです。
撮影例の紹介(桜トンネルでの構図の取り方)
撮影スポットとしての高時川桜並木の魅力は、桜のトンネルがもたらす『奥行きのある構図』にあります。今回は以下の2つのアプローチでの撮影例を紹介します。
縦構図:桜トンネルの圧倒感を引き出す

桜トンネルの『高さ』を強調するなら縦構図が有効です。バイクや車を画面下に配置し、桜の枝を画面上部に大きく入れることで、被写体に対する桜のスケール感を際立たせます。
このカットの設定は、F13、SS 1/500、ISO400。F値を絞ることでパンフォーカス気味にし、手前の桜の枝から奥のバイクまでをくっきり見せています。
横構図:奥行きのある桜並木を魅せる

横構図では、桜並木の『長さ』を強調しました。バイクを画面の右下に配置し、桜並木の道を画面奥に伸ばすことで、トンネルの長さが視覚的に伝わります。
このカットも同じくF13、SS 1/640、ISO400。F値を絞って奥行きを表現しました。
現地に行って気づいたこと:光の向き
ここで一つ、訪問して気づいた情報をシェアします。
高時川桜並木の道は、南北方向に走っています。
つまり:
- 午前中:横から日が差すので、ふんわりとした桜の質感が出やすい
- 南向き(高時川河川敷広場の方向)にカメラを向けると逆光
- 北向き(河川敷広場を背にする方向)にカメラを向けると順光
私が訪問した10:30〜11:00の時間帯では、北向きの撮影が圧倒的に撮りやすく、桜の色も美しく出ました。撮影の際はまず北向きの構図から狙うのがいいと思います。
撮影機材とカメラの設定
用いた機材
- カメラボディ:Nikon Z8
- レンズ:Nikkor Z 24-120mm f/4 S
- 記録形式:RAW
やはり、24-120mmという焦点距離は桜の風景撮影でも万能性が高いと感じました。
広角端24mmで桜トンネルの全景を、中望遠100mm前後で桜の花のクローズアップを、それぞれ1本でカバーできます。

設定値の傾向
今回の撮影での設定値は以下のような値です。
- ISO感度:すべて ISO400に固定
- F値:F7.1〜F13まで使い分け
- シャッタースピード:1/500〜1/1000
晴天の昼間という条件で、ISO400に固定したのは『画質と手ブレ防止のバランス』を取るためです。F値は被写界深度のコントロール用途で、桜全体を手前から奥までくっきり見せたい時はF11〜13、背景のボケ味を生かして柔らかくしたい時はF7.1〜8と使い分けました。
風がほぼなかったので、SS 1/500でも桜の花の動きを止められました。風が強い日はSS 1/1000以上を目安に設定するのがよいでしょう。
個人的Tips:桜並木の撮影で意識した3点
- ホワイトバランス:オートで十分対応可能
- 構図:枝先のラインが画面の対角線を作る配置で『奥行き感』が出る
- バイクとの絡め方:バイクを完全に画面に入れるより、半身だけ画面端から差し込み大きく撮ることで『これから出発しようというワクワク感』が出る
バイクツーリング先としてどうか
ツーリングルートとしての高時川桜並木

エリミネーター400SEで訪問した実感として、高時川桜並木は『桜のトップシーズンに訪れるのはアリだが、ツーリングルートとしてはちょっと短い』のが正直なところです。約1kmの桜並木を最徐行で通り抜けるだけなら、5分もかかりません。
つまり、高時川桜並木単体ではなく、他のスポットと組み合わせてツーリングルートを組む、というのがツーリングとしての楽しみ方になるかと思います。
おすすめの組み合わせ先(滋賀県北部・春のツーリング)
- 奥琵琶湖パークウェイ:高時川から東へ約15分、絶景ルート
- メタセコイア並木(マキノ):滋賀の代表的並木道
- 海津大崎:琵琶湖沿いの桜並木の名所
- 賤ヶ岳・余呉湖周辺:戦国時代の歴史も楽しめる
これらを組み合わせると、半日〜1日コースのツーリングが組み立てられます。
注意点・マナー・混雑回避
歩行者・子供への配慮
桜の時期は歩行者と車両が同じ細い道を共有します。最徐行(時速10〜15km 以下)を厳守してください。
駐車場の使い方
繰り返しになりますが、駐車場は河川敷広場の利用者との共用利用です。長時間の占有は避け、花見・撮影が終わったら速やかに退出することを心がけてください。
ゴミは持ち帰り
地元住民の皆さんが大切にしている桜並木です。ゴミは必ず持ち帰り、撮影機材の落とし物にも気を付けましょう。
混雑回避の時間帯
- 早朝(6:00〜8:00):駐車場に余裕あり、人もまばら
- 夕方(16:00〜17:00):午後の光で桜が美しい
- 平日午前以降は満車覚悟
撮影時の他撮影者への配慮
高時川桜並木に限ったことではありませんが、このような人気スポットでは、同じ撮影者が同じ構図を狙うこともあります。いい構図で撮れるに場所に長時間三脚を立てて占有しない、シャッターチャンスを譲るなど、撮影者同士のマナーを守りましょう。
もし駐車場が満車だったら:第二候補プラン
平日午前で満車だった私の経験から言うと、駐車場が満車の場合、車で行く場合は特に、無理に路駐をせず、近隣の桜スポットを第二候補として準備しておくのが賢明です。
実際、私自身が後日訪問した『鮎河千本桜』では駐車場満車のため、急遽『青土ダムリバーパーク』へ移動し、結果的に空いた穴場で満足度の高い花見ができました(この経験は別記事で詳しく書く予定です)。
周辺の桜スポット+まとめ+FAQ
周辺・関連の撮影スポット記事
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まとめ:滋賀の桜並木スポットとしての高時川は、結局どうなの?
実際に訪問した一オーナーとしての結論をまとめます。
- 強み:1kmの桜トンネルの圧倒感、無料駐車場、平坦で歩きやすい
- 弱み:混雑時の歩行者混在、駐車場の数が限られる、ツーリング目的地としては短い
- おすすめ訪問条件:平日早朝または夕方、晴れの日
総合評価:滋賀北部の桜並木巡りなら、ぜひコースに組み込みたい1スポットです。
特にバイクで訪問するなら、奥琵琶湖パークウェイなど周辺のツーリングコースと組み合わせることで、満足度の高い1日が組み立てられます。

よくある質問(FAQ)
Q:いつ行くのがベスト?
A:滋賀県北部の桜開花は例年4月上旬〜中旬。気象庁や地元観光協会の開花情報を確認して、満開時期に合わせるのが最適です。時間帯は早朝(6:00〜8:00)または夕方(16:00以降)が混雑回避できておすすめ。
Q:駐車場は?
A:無料駐車場あり(約15台)。ただし桜時期は平日午前でも満車になることが多いので、早朝訪問または近隣の代替スポットの準備が安全。
Q:観光客は多い?
A:地元の方や近隣からの観光客で、桜の時期は終日賑わいます。特に休日は終日混雑。小さい子供連れも多いので、車両運転は最徐行で。
Q:撮影機材は何がいい?
A:24-120mm相当の標準ズーム1本で十分。広角端で桜トンネルの全景、中望遠で花のクローズアップを撮り分けられます。三脚は必要に応じて、ただし狭い道なので他の通行者の邪魔にならない場所を選んで。
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