最終更新:2026年5月|内容を最新情報に基づき全面刷新しました。(初稿: 2016年1月)
Grazio&Co.(グラージオ)製のウルトラスエードブーツを2016年に取り付けてから10年使った所見と、その取付手順をご紹介します。
あわせて、元自動車メーカー評価部門出身の筆者が、混同されがちな3素材(ウルトラスエード/エクセーヌ/アルカンターラ)の正確な違いも記します。
ウルトラスエード/アルカンターラ/エクセーヌ ─ 違いと正規品の見分け方
なぜ呼称が混乱するのか
シフトブーツを購入しようと思いWebで調べると、販売店ごとに「アルカンターラ」「ウルトラスエード」「エクセーヌ」と異なる名称が並んでいることがよくあります。
このように呼び方が販売店によって食い違い、どれが正解なのかわからない状態に陥りがちです。
私自身、2016年の購入時には「エクセーヌ=アルカンターラ」とほぼ同義のものだと思い込んでいました。しかし、これは半分正しく半分間違いでした。
そこでまず本記事のはじめに、3素材の関係を正確に整理し、購入時に「これは本物のアルカンターラなのか」を見分ける助けになるよう、まとめたいと思います。
3素材の正確な定義と時系列
東レ公式およびアルカンターラ社の公式情報をもとに、現在の正解を整理します。
| 項目 | アルカンターラ | ウルトラスエード | エクセーヌ |
|---|---|---|---|
| 現在の位置づけ | イタリアのAlcantara S.p.A.が展開するMade in Italyの高級人工皮革ブランド | 東レが展開するMade in Japanのスエード調人工皮革ブランド | 現在は主に工業材料用途向けに展開される東レの極細繊維系素材 |
| 製造・主体 | Alcantara S.p.A.社。 出資比率は東レ70%、MNインターファッション30%。1 | 東レ社。 ウルトラスエードは日本・滋賀/岐阜、アルカンターラはイタリア。2 | 東レ社。 3 |
| 用途 | 自動車、ファッション、インテリア、家電、海洋・航空、コントラクトなど4 | アパレル、靴、バッグ、家電、インテリア、自動車、航空機内装など5 | AV/OA機器、カメラ、PC、半導体、工業設備、摺動部材、吸油ロールなど6 |
| カラー展開 | 多彩。公式に用途別カラーチャートあり7 | 多彩。公式に「美しい発色、多彩なカラーバリエーション」と説明あり8 | 黒・グレー系中心。9 |
| 技術系譜 | 1970年代初頭の岡本氏の特許・東レとのジョイントベンチャーに由来。 | 東レが発明した極細繊維技術を基礎にしたスエード調人工皮革。 | 極細繊維不織布+ポリウレタン樹脂含浸という構造10 |
時系列で整理すると、混乱の理由が見えてきます。
- 1970年:1970年前後に東レの極細繊維技術を背景に、スエード調人工皮革の技術系譜が始まった11
- 当初:日本=エクセーヌ / 米国=ウルトラスエード / 欧州=アルカンターラ と地域別にブランド展開12
- 2013年:戦略変更。日本製=ウルトラスエード/イタリア製=アルカンターラに二分。エクセーヌは工業用途のみに後退13
- 2013年以降、「エクセーヌ」は工業材料用途向けとなっています。
これらの内容からまとめると…
- アルカンターラは、イタリアのAlcantara S.p.A.が展開するMade in Italyの素材ブランド
- ウルトラスエードは、東レが展開するMade in Japanのスエード調人工皮革ブランド
- エクセーヌは、東レの工業材料用途向け素材
となります。
2013年に東レは、アルカンターラとウルトラスエードをそれぞれ生産地・ブランドコンセプトの異なるグローバルブランドとして位置づけ、エクセーヌは現在、一部の工業材料用途で使われている、ということになります。
販売経路による呼称の揺れ
では次に、86/BRZのシフトブーツを取り扱う主要な販売店の表記を、事実として並べてみます。
| 販売店 | 素材表記 |
|---|---|
| Grazio&Co.(公式販売中) | 「ウルトラスエード」 |
| 津ミルクネット | 「ウルトラスエード」 |
| 車革良品 コレミヤ | 「ウルトラスエード」 |
| DAMD(販売終了) | 「ウルトラスエード®」「※ウルトラスエード®は、東レ(株)のスエード調人工皮革です」 |
| 一部販売店(DAMD社製品。Autostyle社販売) | 「アルカンターラ ※アルカンターラは、東レ(株)のスエード調人工皮革です」 |
| 一部販売店(リベラル社製品。Autostyle社販売) | 「アルカンターラ正規タグなし ※商品はアルカンターラ正規品です」 |
シフトブーツのメーカー側の公式表記は、いずれも「ウルトラスエード」で統一されている傾向があります。
一方で、一部販売店では「アルカンターラ」と記録される事例も見られます。素材自体の技術系統は近いため、購入後に体感差が出ない場合も多いのが実態だと思いますが、「アルカンターラ」を謳う商品が本当にAlcantara社製品なのかは、表記だけでは判断できないといった状況です。
「アルカンターラ」が本物かを判別する方法
本当にAlcantara社正規品なのかを確かめる方法として「Alcantara®のロゴが入った織りネーム(タグ)が縫い付けられている」ということが一般論としてよく言われます。
しかし実は、そのようなルールはAlcantara社の公式サイト上で確認できないため、判別する方法として用いることはできません。
ではどのように判別するのか。
Alcantara社正規品かどうかを完全に判別する方法は、実はかなり限られています。
Alcantara社公式の情報をもとに確認できる、正規品かどうかの見分け方は以下に絞られます。
公式が示している正規品かどうかの見分け方
- 「®」表示の使用
- Alcantara社公式は「®表示は模倣品に対する真正性を保証する」と説明しています。14
- 製造元の明示
- 本物のAlcantara®はイタリアのAlcantara S.p.A.(東レ子会社)が製造しています。
- 商品説明に「Alcantara S.p.A.製」「イタリア・アルカンターラ社製」と明記されているかが一つの目安
- 商標利用への事前同意(B2B契約)
- 製品の宣伝・広告にAlcantara®商標を使うには、Alcantara社の事前同意が必要とされています。15
- これは購入者には直接見えませんが、メーカー(販売店ではなく実際の製造元)がAlcantara社と正規契約を結んでいるかどうかの背景情報にはなります。
一部コラボ品の特注ラベル
アルカンターラとイタリアのファッションブランドASPESIの公式コラボ品の個別例として、ASPESI SS26コレクションでは「両ブランド名入りの特注ラベル」が付くと公式に紹介されています。16 ただし、これはASPESIとの特定コラボの話であって、全正規品の一般条件ではありません。
現実的なチェックポイント
| チェック項目 | 判定 |
|---|---|
| 商品説明に「Alcantara S.p.A.製」「イタリア・アルカンターラ社製」と明記されているか | 製造元の明示は信頼性の指標 |
| 「東レ製」「東レ社」と書かれているか | それはアルカンターラではなく ウルトラスエード |
| 「アルカンターラ調」「スエード調」と書かれているか | アルカンターラではなく類似品 |
| 価格レンジが他のアルカンターラ製品と比べて極端に安いか | 別素材の可能性を疑う |
| 製品本体にAlcantara®ロゴ入りのタグやラベルが付いているか | コラボ品など特定事例では付くが、全正規品共通の仕様ではない |
どうしても本物のアルカンターラにこだわって確かめるのであれば、最も信頼できるのは、メーカー(販売店ではなく実際の製造元)がAlcantara社と正規ライセンス契約を結んでいることが明示されている商品を選ぶこと、になります。
10年使って『何も起きなかった』という発見
シフトブーツを社外品に換えた人のレビューは、Web上に多数ありますが、その多くが取り付けた直後のものです。10年使い続けたあとにどうなったかを書いた記事は、あまり見当たりません。
結論を先に書くと、Grazio&Co.のウルトラスエード製シフトブーツは、10年使って『書くことがほとんどない』というのが、ある種の評価結果です。
本セクションでは、その情報を残しておこうと思います。
操作時の違和感:ゼロ
10年間、操作中に純正との違いを意識した瞬間はありません。
シフト操作中にブーツが引っかかる、外れる、ズレるといったトラブルは一度も起きていません。
純正の合皮ブーツから付け替えたあと、感覚の差を「慣れ」で吸収する必要も全くありませんでした。
これは構造的に当然で、ブーツ本体は操作系統に物理的に関与しないので、素材の差が機能差として表れにくいからです。
視認できる劣化:色落ちは僅か、汚れ・破れはなし
| 項目 | 10年後の状態 |
|---|---|
| 色落ち | 少しはあるが、気になるレベルではない |
| 汚れ | 視認できる汚れはない |
| 破れ・ほつれ | なし |
| 起毛の寝・剥がれ | なし |
シフトブーツが設置されるセンターコンソール周辺は 直射日光がほぼ当たらない位置 にあるので、紫外線による劣化が起きにくいと考えられます。
この点は購入時に気にしていませんでしたが、結果として素材の状態を保つ要因になっています。
純正合皮との操作フィーリング差:体感ゼロ
評価ドライバーとして他車種を含めた多数の内装パーツに触れてきた経験から書くと、シフトブーツの素材違いが操作フィーリングに影響する余地は、極端なものでない限りほぼありません。
ブーツはあくまで「シフトレバー基部を覆う化粧パーツ」であって、シフト機構そのものには直接的には関与しません。
10年間使った結果とも一致しています。
結論:ウルトラスエードの本領は「視覚の質感アップ × 機能は純正同等」
10年間使って書くことが少ない、ということ自体が、製品としての完成度の高さを示しています。
- 純正と同等の機能を維持できる
- 視覚的にスエード調の質感で内装グレードを引き上げることができる
- 経年劣化がほとんど目立たない(少なくとも直射日光の当たらない位置では)
機能を犠牲にせずに見た目をアップグレードしたい、というシフトブーツ交換の本来の動機に対して、Grazio&Co.のウルトラスエード製シフトブーツを選択したことは、10年後の検証で「正解だった」と評価できます。
取付手順【5ステップ】
全体を通して、特殊な技術や特殊工具は必要ありません。「元あった部品を外して、新しい部品に付け替えるだけ」の作業です。
ただし、内装に傷をつけたり、嵌め込みのツメを折ったりするリスクは、事前の確認で大幅に減らせます。本セクションでは、私が実際に作業して気付いたポイントもあわせて記録します。
所要時間の目安:30〜40分(私の実測)
使用工具
主に内装の付け外しのための工具が必要です。以下は今回私が使った工具の例で、必ずしもこれが正解ではありません。
| 工具 | 用途 | 今回使用したもの |
|---|---|---|
| プラスドライバー | シフトベゼル裏のネジ4本を外す/戻す | VESSELの2番ボールドライバー |
| 内装外し工具 | シフトベゼルを内装から外す | クリップ外し工具(本来はヘラ型推奨) |


補足:
内装外し工具は、ヘラ型のものを使うと内装に傷がつきにくく、より望ましいです。今回は手元になかったためクリップ外し工具で代用しましたが、後述するマスキングテープでの先端保護と組み合わせれば、傷のリスクはほぼ回避できます。
Step1 シフトノブを外す
シフトノブを 反時計回り に回して外します。

そのまま回し続けると、ノブが「パカッ」と取れます。

Step2 シフトベゼルを外す
① 内装外し工具を挿し込む
シフトベゼルと周辺内装の隙間に、内装外し工具を挿し込みます。

補足:マスキングテープで工具の先端を覆っておくと、内装に傷をつけるリスクが減らせます。
② テコの要領で持ち上げる
工具をテコのように使って、シフトベゼルをグッと持ち上げます。一箇所だけで持ち上げようとせず、少しずつ位置を変えながら持ち上げる のがコツです。

ベゼルが徐々に外れてきます。

③ シフトノブ側からブーツを引き抜く
ベゼルが外れたら、ブーツごとそのまま真上に引き抜きます。

注意:シフトレバーの根元部分には、リバース(後退)ギア用のリングにグリスが塗られています。ブーツの内側を汚さないように注意してください。
④ VSCスイッチのコネクタを外す
ベゼル裏面のVSCスイッチに接続されているコネクタを外します。

注意:コネクタ中央にあるロックを押し下げながら引き抜きます。配線部分を持って無理に引っ張ると配線だけがコネクタから抜けて修復が非常に困難になりますので注意。
Step3 ベゼルから純正ブーツを取り外す
シフトベゼルの裏側に、ブーツを固定するためのネジが 4本 あります。これを外すと、ブーツがベゼルから分離します。

注意:このネジ4本は組み戻す際に再使用します。作業中に紛失しないようトレイ等にまとめてください。

Step4 樹脂枠にウルトラスエードブーツを付け替える
① 樹脂枠から純正ブーツを外す
ブーツは、先ほどねじ4本で外した樹脂製の枠と一体構造になっています。 次に、この枠から純正ブーツを外して新しいウルトラスエードブーツに移植します。
樹脂枠をよく見ると L字型のツメ が複数あり、これがブーツの切れ込みに引っ掛かる構造になっていますので、破れないように注意しながらゆっくりと外していきます。

② ウルトラスエードブーツに樹脂枠を取り付ける
ウルトラスエードブーツにも同じ位置に切れ込みが用意されています。ここに樹脂枠のL字ツメを引っ掛けるように取り付けます。

Step5 組み戻す
① ブーツをシフトベゼルに戻す
樹脂枠とベゼルを合わせます。樹脂枠には取り付け向きがあります。正しい向きであればすんなり収まります。合わない場合は無理に押し込まず、向きを確認してください。

そして、ネジ4本で固定します(Step3で外したネジを再使用)。

② VSCコネクタを差し込む
Step2で外したVSCスイッチのコネクタを、元の位置に差し込みます。

③ シフトレバー側にブーツを通す
シフトレバーの根元、リバースギア用リングの下 にブーツの端を合わせて、ベゼル全体を元の位置に戻します。

④ シフトノブを取り付ける
最後にシフトノブを 時計回り に回して取り付けます。

完成

注意点(まとめ)
本作業で特に注意すべき点を整理します。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 内装の傷 | 内装外し工具の先端をマスキングテープで覆う |
| リバースリングのグリス | ブーツを引き抜く・差し込む際に、内側がグリスで汚れないよう注意 |
| ネジ4本の紛失 | ベゼル裏のネジ4本は組み戻し時に再使用。作業中はトレイ等にまとめておく |
| 樹脂枠の向き | 樹脂枠には取り付け向きがある。無理に押し込まず、合わない場合は向きを確認 |
| VSCコネクタの取り扱い | ロックを押し下げてから引き抜く。配線部分を持って無理に引っ張ると配線だけが抜けて修復困難になる |
今買うなら:グラージオ製の現状と、ZN6 MT用の代替候補
グラージオ製品の現行価格(公式サイトより)
Grazio&Co.公式サイト より、現行のZN6用シフトブーツの価格を整理します(2026年5月時点)。
| 製品名 | 価格(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| ウルトラスエード シフトブーツ | 9,900円 | MT用/AT用で形状が異なる |
| ウルトラスエード サイドブレーキブーツ | 9,900円 | MT/AT共用 |
※製品はすべて日本製造(MADE IN JAPAN)。
2016年購入時との比較
| 比較項目 | 2016年(私の購入時/Amazon) | 2026年(公式現行価格) | 変動 |
|---|---|---|---|
| シフトブーツ+サイドブレーキブーツ | 19,421円 (セット) | 19,800円 (単品合算) | +379円(約+2.0%) |
10年経過しても、価格水準はほぼ変わっていません。物価上昇や素材コストの上昇を考えると、製品としての継続性・安定供給の強さを表している、と言えます。
2016年当時を振り返って
私自身が2016年に購入した際の動機は、正直なところ詳細を覚えていない部分もありますが、当時の検索範囲では、現在のように複数の選択肢が容易に見つかる状況ではなかった印象があります。
もうひとつ振り返ると、私の購入志向は「既製品で即出荷、純正同等の縫製精度」を優先するスタイルで、これは現在も変わりません。当時のグラージオ製品はその志向に合致しており、10年後の検証でも結果として「正解だった」と評価できます。
ちなみに、私は2016年購入時にAmazonで シフトブーツ+サイドブレーキブーツ のセットを購入しました。サイドブレーキブーツの取付手順・10年使用所見も 別記事にまとめていますので、興味があればこちらもどうぞ。
→ 関連記事:86 サイドブレーキブーツをウルトラスエードへ交換
現行入手可能な代替品の比較表
86(ZN6)/BRZ(ZC6)のMT用シフトブーツを取り扱う、2026年現在入手可能な主な選択肢を整理します。
| 販売店 | 素材表記 | 価格(税込) | 形式 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|
| Grazio&Co. | ウルトラスエード(東レ社) | 9,900円 | 既製品 | 既製品で即出荷、安定品質を求める/素材表記の正確さを重視する |
| 車革良品 コレミヤ | ウルトラスエード | 6,940円〜 | オーダーメイド | 色×ステッチを自由にカスタマイズしたい |
| 津ミルクネット | ウルトラスエード | 2,200円〜 | オーダー | できる限り安く、素材選択肢が欲しい |
※各販売店の素材表記の詳細は、前述「販売経路による呼称の揺れ」を参照。
価格レンジは2,200円〜9,900円と幅広く、何にお金を払うかで選択肢が変わります。
私のように「既製品で安定品質」を優先するならグラージオ、「カスタマイズ性」ならコレミヤ、「価格重視」なら津ミルクネット、というのが私がまとめた結果となります。
FAQ
DIYでどれくらい時間がかかる?
私の実測で 30〜40分程度 です。初めて作業する場合は、内装ベゼルの取り外しのコツを掴むまでに少し時間がかかるかもしれません。慣れている方であれば、もっと短時間で完了します。
特殊工具は不要で、プラスドライバーと内装外し工具があれば作業可能です(詳細は「使用工具」セクション参照)。
工賃をプロに頼むといくら?
結論:おおよそ 3,000〜6,700円程度 が目安です(作業時間 × レバーレート)。
シフトブーツ交換の所要時間は30〜40分。整備工場の レバーレート(時間あたり工賃単価) は、現在の公開事例では 8,000〜10,000円/h が普通に見られます(古めの民間工場や小規模工場では6,000円/h前後の事例もあり)。
ただし、公正取引委員会の見解では、整備料金は法令上の規制がなく、店舗ごとに自由に決められている とされています20。 そのため「これが標準」と断定できる単価は存在しないため、具体的な金額は、整備工場に直接見積もりを依頼してください。
なお、「工賃」と「整備士の給料」は別物 です。工賃には作業者の賃金だけでなく、設備、工具、診断機、教育、保険、事務、非稼働時間、利益が含まれます。
VSCコネクタを外すと警告灯は出る?
結論:警告灯は点灯しません。
実際に確認した結果、VSCコネクタを外した状態のままエンジンを始動しても、警告灯は何も点灯しませんでした(2026年5月、私の実車で検証)。
ただし、警告が出ないことには 盲点 があります。
- コネクタを接続し忘れたままでも、走行自体には支障ありません
- しかし、警告が出ないため、付け忘れに気付かないリスク があります
- その状態では、VSCスイッチ類(VSC-OFF 等)は機能しません
組み戻し時はコネクタの接続確認を必ず行ってください。
AT車にも取り付けできる?
結論:AT車に取り付けるなら、AT用のシフトブーツを選ぶのが正解です。
Grazio&Co.製のシフトブーツには、MT用とAT用の2種類があり、形状が大きく異なります。MT用をAT車に取り付けるためには加工が必要で、推奨できる方法ではありません。
【参考】加工による取り付け事例について
一方、シフトベゼル自体の形状はMT・AT共通のため、加工によってAT車にMT用シフトブーツを取り付けている実例も存在します(みんカラ:シフトパネルをMT風にする)。
ただし、上記記事を見る限り以下の問題があります:
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| ATシフトの穴にブーツが噛み込む | MT用ブーツのままだと変速操作中に干渉。別途加工が必要 |
| シフトパターン表示が隠れる | 道路運送車両の保安基準(細目告示第168条)違反となり、車検不適合となる可能性が高い 21 |
| ブーツの陥没感が再現できない | MTより土台が上に出ているため、見た目もMT純正と完全には一致しない |
AT車の方は、素直にGrazio&Co.製AT用シフトブーツ(9,900円)を選択することをお勧めします。
脚注・出典
- https://www.alcantara.com/ja/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88/
- https://www.toray.com/ir/management/man_010.html
- https://www.ecsaine.com/
- https://www.alcantara.com/ja/
- https://www.ultrasuede.toray/products/
- https://www.ecsaine.com/
- https://www.alcantara.com/colour-charts/
- https://www.ultrasuede.toray/about/design_technologies/
- https://www.ecsaine.com/data/
- https://www.ecsaine.com/
- https://www.alcantara.com/ja/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88/
- https://www.toray.com/ir/pdf/lib/lib_a541.pdf
- https://www.toray.com/ir/pdf/lib/lib_a541.pdf
- Alcantara公式 The Material https://www.alcantara.com/the-material/
- 公式General Terms and Conditions 第8条 https://www.alcantara.com/wp-content/uploads/2025/09/Alcantara-General-Terms-and-Conditions-Furniture.pdf
- Alcantara公式 ASPESI SS26 Collection https://www.alcantara.com/alcantara-aspesi-ss26-collection/
- 大雑把過ぎて伝わりやすい修理代のお話し | 富士自自動車整備工場
- レバレート(1時間当たり基本工賃)改定のお知らせ | 津軽オートサービス
- 価格改定のお知らせ | ノズエ自動車
- https://www.jftc.go.jp/info/nenpou/h12/12kakuron00002-8.html
- 細目告示第168条では「変速装置の操作装置又はその附近には、変速段ごとの操作位置を運転者が運転者席において容易に識別できるような表示をしなければならない」と定められています。シフトレバー周辺の「P・R・N・D」表示が隠れる場合は、別途シフトパターン表記を貼り付ければ適合させることも可能です(国土交通省 細目告示PDF)


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