PROVA製スポーツステアリング358Zを取り付けたので、記録。
外観
全体
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アルカンターラ表皮。
スエード独特の手触りが気持ちいい。
ステアリング上部、中間部、下部の3か所で生地が変えてある。
各部
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上部は、黒のアルカンターラ。
中間部は、穴あきのパンチング加工がされている。
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下部は、色がグレー。
さらに下から覗くと、写真のように「PROVA」のロゴがエンボス加工されている。
また、形状がフラットになっている。
取付要領
バッテリを外す
まずは、作業前にハンドルを真っすぐの位置にしておき、
エアバッグの誤爆防止の為、バッテリを外して10分ほど待つ。
エアバッグ部を外す
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ハンドルの左右と下部に写真のような穴が3か所ある。
それぞれの穴を覗き込んで、中をよく見ると
針金のようなものがあるのが確認できる。
この穴にマイナスドライバーなどを挿し込み、針金を押し込むと
エアバッグ部分がパコっと浮き上がってきて
外せるようになる。
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エアバッグが外れた状態。
エアバッグのコネクタと、ホーンのコネクタを外せば
エアバッグ部分を外すことができる。
エアバッグコネクタは、ロックがかかっており、
そのままでは外すことができない。
真ん中の黄色い樹脂部分がロックになっており、
マイナスドライバ等で引き上げることでロック解除、
その後、真っすぐ上に引き抜くことができる。
細かい部品を外す
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このへんのネジを取れば・・・
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ステアリングベゼルが外れる。
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つづいて、上側のネジを2本取って、
ステアリングセンサコネクタの周りのブラケットを外す。
ステアリングAssyを外す
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センターナットを緩める。
ここでは緩めるだけ。完全に外さずにおいておく。
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ステアリングプーラーを準備。
スプラインに嵌っているステアリングホイールを
まっすぐ引き抜くために使うSST(Special Service Tool)。
そんなに高価なものでもないので、これを機会に購入。
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プーラーに3本ついているボルトのうち、左右のボルトを
写真のようにネジ穴にねじ込む。
続いて、真ん中のボルトをステアリングセンターナットの部分に
合うように軽く当てる。
そうしたら、3本のボルトのそれぞれの目視して
真っすぐ垂直になるように長さを調整する。
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プーラーが取りついたら、真ん中のボルトを写真のように
ボックスレンチで少しずつ締め込んでいく。
すると、あるところで”ガコっ”と手応えが無くなるので
そうしたら、ステアリングプーラーを取り外し、
ハンドルをそっと取り外す。
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ハンドルが外れた状態。
ステアリングセンサを誤って回してしまわないように注意。
エアバッグ固定用針金の移植
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純正ステアリングに付いている、エアバッグ固定用の針金(写真)を
新しいステアリングに移植する。
ラジオペンチなどを使えば、純正ステアの針金を外して
新しいステアリングに付け替えるのはそう難しくは無いだろう。
新ステアリングの取り付け
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外した時と逆の手順で組み付けていく。
ステアリングセンターナットは、締め付けトルクが39[Nm]と決まっている。
写真のように、トルクレンチで締め付ける。
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