トヨタ86の
リアウインドウと
トランクの間にあるわずかな隙間。
この隙間が
前から後ろに向かって
流れる空気の流れを
乱すのではないか。
であれば
その隙間を埋めてしまえばいい…
おそらくはそういう発想で
生まれたと思われる
そんなパーツがTRD製の
「エアロスタビライジングカバー」
です。
今回は、トヨタ86に
TRD製のエアロスタビライジングカバー
を取り付けましたので
その作業内容をお届けします。
内容物
- エアロスタビライジングカバー本体
- ゴムスペーサ
- PACクリーナー
- PACプライマー
使った工具
エアロスタビライジングカバーは
両面テープでリアウインドウへ
貼り付けるだけなので
レンチなどの工具は使いません。
ただ、両面テープで貼る為の
前処理や位置決めなどが重要になるので
それをサポートする為の道具は
揃えておいた方がいいと思います。
参考まで、以下に私の場合の
例を挙げておきます。
必ずしもこの例の通りである必要は
ありません。
- 定規
▲トランクとリアウインドウの隙間を
測ったりする為に使います。
写真のような定規の端から目盛りが
スタートしているタイプのものがいいです。 - ガムテープ(マスキングテープ)
プライマーをガラスに塗布する際に
ボデーを保護する為に使います。
取説ではマスキングテープを使うように
記載がありましたが、今回は手持ちが
無かったのでガムテープで代用しました。
マスキングテープを使う際は
幅が広めのタイプを選ぶと
都合がいいんじゃないかと
感じました。 - ガラス用コンパウンド
リヤウインドウにガラスコーティングを
施している場合は、コンパウンドなどで
除去しておいたほうがいいと思います。
両面テープ付けなので
走行中に外れて飛んでいった、
なんてことが起こったら
結構シャレになりませんので。
取付要領
事前に取説にしっかり目を
通しておけば困ることもないでしょう。
ここでは、私が気付いたカンコツ的な
ものを含めて記したいと思います。
- (事前処理)ガラスコーティング類を除去する
▲両面テープの接着を確実なものにする為の
前処理をします。
今回私は、カー用品店で売っている
油膜取りのコンパウンドを使いました。 - エアロスタビライジングカバー裏の両面テープの端の処理
▲カバー中央部の切れ目から
3センチくらい剥がして…
▲剥離紙を、カバー表側へひっくり返して…
▲テープで固定しておきます。
こうすることで、位置決めの際の仮付けを
やりやすく出来ます。
▲左右の端も同じように剥がしておきます。 - スタビライジングカバー取付部を脱脂する
▲付属のPACクリーナーを使って
取付面を脱脂します。 - リヤウインドウとトランクの隙間を測る
▲ウインドウ中央部あたりの隙間を測ります。
私の車両の場合、10mm程でした。
ここで計測した距離をもとに、後で使うゴムスペーサの
厚さを変えます。隙間によって選定するスペーサの厚さは
取説に表があるのでそれを参照ください。 - 取付範囲の周りにマスキングを行う
▲Cピラー下部辺りと、トランク上部にマスキングをします。
この後にプライマーを取付面に塗布しますが、
ボデーおにプライマーが付いてしまうと塗装が
変色する恐れがある為だそうです。
今回は、ガムテープで代用しました
(見た目が悪いのはご愛嬌…) - プライマーを塗布する
▲エアロスタビライジングカバーの取り付く範囲に
プライマーを塗布します。
マスキングしているとはいえ、ボデーに付いて
しまわないように注意して作業しましょう。 - 10分以上乾燥させる
プライマーはテープをしっかりと密着させるためのものです。
(正直詳しいことは知りませんが)ここできっちりと
乾かすことがコツのようです。 - マスキングを剥がす
どのタイミングでマスキングを剥がすのがベストか
あまりハッキリしないですが、
この後にエアロスタビライジングカバーを
つけることを考えると、ここで剥がしておいたほうが
作業性がよいかと思います。 - ゴムスペーサをつくる
▲2mmと3mmの厚さのスペーサがあるので
それを組み合わせて手順4で隙間を測って決めた
厚さのゴムスペーサを作ります。
私の場合4mmの厚さのスペーサにする必要があったので
2mmを2枚組み合わせました(写真)。
ゴムスペーサには両面テープが付いているので
それを剥がしてくっつければよいです。 - ゴムスペーサをつける
▲トランク中央と、トランクの端から10mmの位置
(左右)の3箇所に、ウインドウ面から少し浮かせて
取り付ける。これもスペーサの両面テープを
剥がして付ければよい。
あとで剥がすので、軽くつけます。 - エアロスタビライジングカバーを仮付け、位置決めする
▲中央
▲左
▲右
ゴムスペーサの下にエアロスタビライジングカバーを
差し込み、ゴムスペーサに軽く押し当てます。
この際、カバーの左右を見ながら偏って取り付いていないか
ゴムスペーサとの間に隙間がないかを見ながら
位置を調整します。
位置が良ければ、エアロスタビライジングカバーの中央部を
軽く押さえてリアウインドウへ仮付けをします。 - トランクとの干渉を確認する
ゴムスペーサを外し、トランクをゆっくり開閉し
エアロスタビライジングカバーとの干渉が
無いことを確認します。 - 剥離紙を剥がして本付けを行う
▲ゆっくり上へ引き抜くように剥離紙を
剥がしていきます。剥がしたら、まんべんなく
上から押さえて圧着します。
(取説には「5kgf以上の力で圧着せよ」
との指示があるが、さすがにどれくらいか
分からないので指で強めに圧着しておきました…) - 完成
※取り付け後、24時間は洗車しないほうが
よいようです。
コメント